ハーブ教室

ハーバルスキンケアVol.2

個別トラブル シミについて

簡単に取れるシミ、頑固なシミ、どちらにしてもお肌の大敵ですね。
今回はシミについて、正しく理解をしていただければと思います。
簡単に取れるシミ(パラパラと小さく散らばっている。微慢性のシミ)は、皮膚表層近くで起きたトラブルで、これは皮膚の入れ替わりが行なわれれば順番に皮膚表面に上がってきて取れていくものです。
問題なのは、頑固なシミです。小豆粒くらいの、色もやや濃く、深いところにあるシミです。
いよいよどうにも気になってくると、削り取りたくなったり、外科的なことなど、いろいろの方法を試みますけれど叉、現れてきます。なかなか完全に取りきれるものではありませんし、シミとは?
と言うことをきちんと理解しないと解決になりません。
シミの部分はシミだけではなくその部分の皮膚そのものも落ち込み、筋肉、神経などの機能の弱りが見られて、当然そこにシミが出てくるようになるのです。
血液、リンパの流れにも停滞やよどみがあって、そうは簡単に取れないのです。
なかなか取れないシミの部分を垂直に少し強く、グーッと押してみてください。
骨に近いところまで押してみると、その部分が充血していて血液が順調に流れていないので痛みを感じたり、うずいたりすると思います。シミの無い部分とは感覚が違うでしょう。シミの部分は必ず痛いはずです。良くみるとその部分の皮膚も少し落ち込んでいます。
シミを作っているメラニン色素は酸化と還元を繰り返して、黒くなったり、白くなったりします。
酸化・・・血液、リンパの流れが悪く滞りを起こすと皮膚温が上がって酸化によって黒くなる
還元・・・血液、リンパの流れが順調に流れていると皮膚温が下がり還元によって白くなる。
このことから言っても、血液、リンパの流れをよくして、筋肉、神経を活発に脂、栄養状態が改善されれば、メラニン色素の還元力をかりることが出来てシミの解決に繋がります。
シミの部分を垂直に根気良く押して下さい。血液の滞りを取ってあげましょう。こすっても駄目です。押してみて骨に近いところの痛みが取れてくると希望が持てます。
根気良く続けることがまずシミ取りの第一歩です。
シミはお顔だけの問題ではありません。
ハーブ リープがいつも皆様にお伝えしていることですが、身体は全部繋がっています。身体の情報はお顔に、お顔の情報は身体に行きます。
シミは身体の情報以外の何ものでもありません。
シミは、ひどく疲れたり、ストレスを受けたり、病気をしてお薬をたくさん飲んだりと、身体に何か負荷がかかったときに見つけたり、気になったりしていませんか?
シミと言うのは身体の免疫力の働きが弱った証拠です。
ですから、きちっと治したり、シミの出ないような状態にするには、免疫力をつけていかないと根本的解決になりません。ひどく疲れた時に顔が黒ずむ経験はどなたにもあると思います。シミはコレが濃縮されたものとお考え下さい。
私達の細胞には喰細胞という白血球のように悪いものを食べてくれるクリーニングの役目をしてくれるものがあります。
この喰細胞がどのくらいの力を持っているかです。
この喰細胞の監視機能がしっかりと働いて、悪い者がいた時にすぐに働くことができる力を持っていることが必要になります。
これが肌の免疫力です。この喰細胞にメラニン色素を食べてもらうしか方法が無いのです。メラニン色素はどんな溶剤でも溶かすことは出来ません。
私達の細胞にある喰細胞という免疫担当が関わってくるとお伝えしたいのです。叉もう1つは、喰細胞が活発になるのには血液、リンパが顔にしっかりと流れていることも重要なことです。
首が、肩がコチコチの人で顔の皮膚が綺麗と言う人はなかなかいません。顔のお手入れと同時に首、肩をオイルマッサージでほぐしていくことも大事です。若い人はまだ身体の元気があります。
でもアンチエイジングを考え始めた方は、身体の方のお手入れもいっしょにして免疫力を落とさない、腎の力を落とさないなどあわせて考えていく必要があります。
質の悪い化粧品を皮膚の上にのせる、悪い食べ物を取る、など外から悪いことをたくさんしていたのでは体の元気をなくすばかりです。シミがあるナシはその人の好みになるかもしれませんが、シミをそのままにしておくことは体調に関わってきます。
シミや顔のこわばりをとっていくことは全身問題です。厚化粧をしてシミを隠す気持ちも分からないではありませんが、シミの出来た意味をしっかり考えるために、隠すのではなく先ずは垂直にしっかりと、その部分の痛みが取れるまで指圧をしましょう。
そしてお肌の深いところにまで働く、ハーバルエッセンシャルオイルの力を借りて、お肌の細胞の免疫力を上げ、抗ウィルス作用に任せてみませんか。

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