コラム

必見! 五月病のメカニズムと改善策

五月病は、新生活を頑張る多くの人に襲い掛かります。
五月病とは、具体的にどのようなメカニズムで、どんな改善策があるのでしょうか。

今回は、五月病のメカニズムと改善策についてお話します。

メカニズムと症状

五月病とは、新しい環境へ慣れようと知らず知らずのうちに心身に溜めてしまっていた疲労が原因で、心身共にバランスを崩してしまっている状態のこと。
自覚症状が無くても五月病にかかってしまっている人もいらっしゃいます。

人は行動したり、物事を考える際に前頭葉をよく使用しますが、環境の変化がある4月ごろは早く変化に慣れようと前頭葉を使用する回数が増えるそうです。
前頭葉を使用する時に多量の酸素が必要なので、普段より多く前頭葉を使用する春は上手く酸素が行きわたらなくなり、脳が酸欠状態になってしまいます。
酸欠になると、集中力低下・不眠・頭痛・疲れ・イライラ・不安感・食欲の低下などの症状はありませんか?
五月病は真面目・神経質・責任感が強い・内向的・気配り上手など、自分のためにも人のためにも一生懸命になれる人がかかりやすいのが特徴です。
真面目過ぎる考え方は、自分の首を絞めてしまいます。
ゆったりと、ゆっくりと、肩に力を入れすぎないことを心がけてください。

五月病改善策で穏やかな毎日を手に入れよう

毎年、多くの人を悩ませる五月病。
自分もそうかもしれないと感じることがあれば、ぜひ改善策を日常に取り入れて下さい。
早速、効果のある五月病改善法を紹介します。

しっかり睡眠を摂る
毎日規則正しく、6時間以上のまとまった睡眠を摂るように心がけましょう。
睡眠は、ただ体の疲労回復を行うだけではありませんので、ゆっくり体を休めて、出来るだけその日の疲れを次の日に残さないようにしましょう。
栄養バランスのとれた食事
忙しい時期は、どうしても食事を後回しにしてしまいがち。
食べる時間帯を管理する物は難しくても、食べるものは自分で管理することが出来るはずです。
ジャンクフード、カップヌードルなどは避けて、植物、野菜、お肉、豆類など、できるだけ消化の良い食材を食べるようにして下さい。
リフレッシュの時間を大切に
友達とご飯を食べる・遊びに行く・趣味の時間を確保する・一日の中にリラックスタイムを作るなど、できるだけリフレッシュする時間を作るようにしましょう。
五月病にかかりやすい人は、息抜きやストレス解消が苦手な方が多いです。
笑顔でいれる、仕事を忘れられる時間を自分にプレゼントしてあげてください。
花、植物を育てる
花の香りは神経を和らげる働きがあり、緑や花びらの色彩は視覚からのリラックス効果が期待出来ます。
自然に触れ、いつも近くに感じることで穏やかな気持ちをつくりやすくなるので、部屋に観葉植物などを置いてみてはいかがでしょう。
ハーブや小さな野菜など、自分で食べるものを育てると楽しみができますよ。
ハーブティーでリラックス
精神鎮静効果のあるハーブを生活に取り入れることで、心身共に癒されることができます。
特にお勧めしたいのが、カモミールティーとペパーミントティーとローズレッドティー。
カモミールティーは温かみのある優しい香りが心に安らぎを与え、ペパーミントティーは爽やかな香りと胃腸の働きを活発にして女性を元気にしてくれます。
そしてローズレッドティーは、女性の味方と言えるハーブティー。
甘く上品な香りと共に、消化器・神経系・循環器に作用してくれます。
日ごろの疲れ、ストレスの解消に効果があります。

ローズレッド
多くの社会人が悩まされる五月病。
元気で落ち着いた毎日を過ごすためにも、改善策を行いましょう。